
仮住まい費用って引っ越し代と家賃のこと?

100万円以上もかかるってホント?
フルリノベーションをするとき、多くの方が見落としがちなのが 仮住まい費用 です。
「引っ越し代と家賃くらいでしょ?」と思っていた私も、実際には想像以上にお金がかかりました。
この記事では、私が実際にかかった 2024年8月下旬〜2025年3月初旬の仮住まい費用の内訳 を公開します。これからリノベを検討している方の参考になれば嬉しいです。
仮住まいにかかる主な費用リスト
- 引っ越し代(時期で数万円以上変動)
- 仮住まい家賃・契約時の諸費用
- 仮住まい用の家具・収納グッズ
- 家電(エアコンの移設や買い替え)
- 光熱費(ダブルで発生する可能性あり)
- 通信費(インターネット回線は休止できないことが多い)
引っ越し費用|繁忙期は倍以上に!複数見積りを!
我が家は5人家族・3LDK。2tトラック2台+作業員4〜5名で見積もりを取りました。
見積もり先 | 経由先 | 見積額 | 備考 |
---|---|---|---|
大手3社 ・ア◯さん ・ア◯ト ・サ◯イ | 三井住友クレカ割引窓口 | 20万円以上 | |
地元業者A (こちらに依頼) | 価格.com | 8月:13万円 3月:16万円 | 8月:前日に2時間荷造りサービス込 3月:荷造りサービス無し |
地元業者B | 価格.com | 8月:9万円 3月:9万円 | いずれも ・2tトラック1台 ・積めた分だけ ・作業員2名 ・直前に時間通知 |
荷物の多さより「時期」で価格が変わる!
3月の繁忙期は、同条件(むしろ荷物減)でも夏より高くなりました。
また、安い地元業者Aは仕事のクオリティも全く問題ありませんでした。
仮住まいの家賃・契約費用|東京23区3LDKの場合
項目 | 内訳 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|
家賃 | 130,000円×3ヶ月分 | 390,000円 | 管理費込 |
契約諸費用 | 合計 | 約525,000円 | |
敷金:家賃1ヶ月分 | 130,000円 | ||
礼金:家賃1ヶ月分 | 130,000円 | ||
初月家賃 | 130,000円 | ||
仲介手数料: | 65000円 | 見積もりでは家賃1ヶ月分→交渉で0.5ヶ月に | |
鍵交換代: | 15,000円 | ||
保証料: | 約50,000円 | ||
火災保険: | 約5,000円/年 | 仲介業者提示は24,000円→自分で保険会社を選定して契約 |
契約時の交渉で 数万円単位の節約が可能!
賃貸契約で知っておきたい仲介手数料と火災保険のポイント
賃貸契約のときにかかる費用の中でも、意外と見落としがちなのが 仲介手数料 と 火災保険料 です。
✅仲介手数料のルール
仲介手数料は、宅建業法第46条と国土交通省の告示によって
「家賃の0.5ヶ月分+消費税」 が上限とされています。
ただし、借りる人が合意した場合に限り、それ以上を請求できることになっています。
つまり、借主が納得しなければ、仲介業者は0.5ヶ月分+消費税以上を取ることはできません。
契約のときに「1ヶ月分」と言われても、「仲介手数料は0.5ヶ月分でおねがいできませんか?グーグルの口コミ頑張って書きますよ!」などとうまく交渉すると、金額を下げてもらえるケースもあります。
✅火災保険の選び方
もうひとつ注意したいのが火災保険です。
不動産会社から提示される火災保険は、相場より割高なものが多いです。
実際には、貸主が定める条件(補償内容など)を満たしていれば、自分で選んだ保険に加入しても問題ありません。
私は「日新火災 お部屋を借りるときの保険」を選びました。
👉 日新火災公式ページ
保険料が安く、必要な補償内容も揃っていたので安心して契約できました
仮住まい用の家具・収納グッズ
「なんで仮住まいで家具を買うの?」と思いますよね。
私も買うつもりはなかったのですが、どうしても必要で2つだけ購入しました。
項目 | 金額 |
---|---|
キッチン家電置きラック | 約6,000円 |
洗濯機上ラック | 約5,000円 |
合計 | 約1万円 |
「最低限の家具」で済ませるのがコツ。
家電(エアコン)
エアコンは基本的に今あるものを仮住まいに持ち込みます。
ただし、
- 移設できない場合
- 追加で必要な場合
には買い足しが必要です。
同じ条件の物件でも、エアコンがあるかないかで初期費用に差が出るため、必ず確認、比較を。
光熱費(二重払いになる場合も!)
工務店からの指示で以下のようになりました。
- 水道:休止せず(元の基本料金+仮住まい分)
- ガス:休止(仮住まい分のみ)
- 電気:休止せず(元の基本料金+仮住まい分)
仮住まいは新規契約扱いになるため、二重払いが発生する。
私は「エネチェンジ」で従量型のプランを選びました。
👉「エネチェンジ」
通信費(インターネット)
光回線は「一時休止」で支払いゼロにできるケースはほとんどありません。
- 契約を継続すると、仮住まいでも本契約でも料金が発生(=二重払い)
- 一度解約すると機器返却や再工事が必要で面倒
私は手間を避け、契約を継続しました。
仮住まい費用まとめ(5人家族・3LDKの場合)
項目 | 金額 |
---|---|
家賃 | 390,000円 |
引っ越し代 | 約525,000円 |
仮住まい家具 | 10000円 |
光熱費(3ヶ月分) | 75000円 |
通信費(3ヶ月分) | 12000円 |
家電(エアコン等) | 必要に応じて(10万〜20万) |
合計 | 約100〜120万円 |
まとめ|仮住まい費用はリノベ予算に必ず入れておこう
フルリノベーションでは「工事費用」だけに目が行きがちですが、仮住まい費用は100万円以上かかるケースも多いです。
✅ ポイントは、
- 引っ越しは時期で大きく変動する
- 家賃・仲介料は交渉次第で下げられる
- 光熱費・通信費は二重払いの可能性がある
という3点。
リノベを検討中の方は、ぜひ仮住まい費用も含めて資金計画を立ててみてくださいね。