冬のマンションが寒い本当の理由|暖房が効かない原因は断熱不足だった

断熱で変わる

冬のマンション、こんなふうに感じていませんか?

暖房をつけているのに、なんとなく寒いわ・・・

足元だけがいつまでも冷えて、部屋全体が暖かくならない・・・

「冬だから仕方ない」
「築年数が古いからこんなもの」

そう思って、毎年冬をやり過ごしている方も多いのではないでしょうか。

でも実は、その寒さにははっきりした理由があります。
そして多くの場合、原因は「暖房の性能」ではありません。

この記事では、

  • なぜマンションは冬に寒くなりやすいのか
  • なぜ暖房をつけても寒さが解消しないのか
  • 断熱を見直すと、暮らしがどう変わるのか

などの悩みを、実際にマンションリノベで解決した筆者が解説していきたいと思います。

「マンション=寒い」と感じる人が多い理由

マンションが寒く感じるのはなぜ?

マンションは鉄筋コンクリート造(RC造)がほとんどです。
このコンクリート、実は一度冷えると冷たさが長く残るという性質があります。

画像左側と奥の窓の廻りに薄い緑色の部分があります。

これが断熱材で、30mmの厚さがあります。

一方で床と天井、右側の壁にはありません。

この部分に近いところは、冷たさを感じます。

外気で冷やされた壁や床が、室内側まで冷えきってしまうと、

  • 空気は暖かいのに
  • 壁や床は冷たい

という状態になります。

この「冷たい面」に囲まれた状態が、体感的な寒さを強めてしまうのです。

築年数が古いマンションほど寒くなりやすい理由

もうひとつ大きな理由が、断熱性能の違いです。

今のマンションと比べると、

  • 昔のマンションは断熱材が薄い
  • そもそも断熱がほとんど考慮されていない

というケースも珍しくありません。

特に影響が大きいのが、窓・外壁・床です。

上の窓の廻りには断熱材があります。

しかし、左の壁にはありません。

ちょうどこの壁のところにベッドがあったので、冬は壁がひんやりしていたことを思い出しました。

築年数が古いとこの断熱材もありません。

「築年数が古い=寒い」と感じやすいのは、構造的な理由があるのです。

寒さの正体は「断熱不足」と「温度ムラ」

寒さが入りやすい3つの場所

マンションで特に寒さの影響を受けやすいのは、


  1. 外壁に面した壁

です。

特に窓は、家の中でもっとも熱が逃げやすい場所
ガラス1枚だけの窓だと、冬の冷気がダイレクトに伝わってきます。

奥に見えるのが既存の窓。

ガラス一枚で冬は強い冷気が伝わってきます。

手前の半開きの窓がリノベで付けた窓(ガラス2枚)です。

既存の窓と両方を閉めると冷気がほのかに伝わる程度になります。

部屋ごとに寒さが違うのはなぜ?

  • 南側のリビングはまだマシ
  • 北側の個室はとにかく寒い

こうした差が生まれるのも、断熱と日射の影響です。

南側は日中日差しがあるので、天気のいい日は幾分暖かく感じることができるかもしれません。

でも日射が期待できない北側はそうはいきません。

ずっと寒いままという部屋もあるでしょう。このように部屋ごとの温度差が大きい家ほど、
「家全体が寒い」と感じやすくなります。

築年数別に見る、マンションの寒さの傾向

築10年以内でも寒いと感じるケース

比較的新しいマンションでも、

  • 窓の断熱性能が最低限
  • 部屋の位置(角部屋・北側)

によっては、寒さを感じることがあります。

窓サッシのガラスが一枚、枠がアルミだと、冷たい冷気が部屋内に伝わるので寒いに決まっています。

「新しい=快適」とは限らないのが、マンションの難しいところです。

窓については下記リンクが参考になります。

「サッシ」とは?-
サッシは、住宅の快適さに大きく影響する窓の一部分。しかし、窓のどの部分を指すのか、改めて聞かれるとわからないという方もいるはず。このコラムでは、サッシについて材質ごとの種類や特徴、メリット・デメリット...

築20〜30年のマンションで多い悩み

この年代では、

  • 床が冷たい
  • 結露が出やすい
  • 暖房をつけると乾燥する

といった悩みがよく見られます。

断熱性能が、現在の基準に比べて大きく劣るケースが多いためです。

既に述べましたが、下の画像の様に、30mmの断熱材すら貼られていない物件も多いです。

そうするとコンクリートの冷たさが直に伝わってきます。

築30年以上になると起きやすいこと

築年数がさらに古くなると、

  • 家全体の温度が安定しない
  • 暖房費がかかる
  • 部屋間の温度差が大きい

といった状態になりやすくなります。「寒い」というより、
住みにくさとして感じている方も多いかもしれません。

断熱リノベで、冬の暮らしはどう変わるのか

朝の体感が大きく変わる

断熱性能を高めると、まず変わるのが朝の寒さです。

  • 起きた瞬間のヒヤッと感が減る
  • 廊下や洗面所に行くのが苦じゃなくなる

冬、起きたら室内なのに息が白かったことはありますか?

筆者は若いころ住んでいた古いマンションで息が白くなり、驚いた経験があります。

断熱リノベで一日の始まりのストレスが、驚くほど減ります。

(※ 実際の体験については
👉「マンション暮らしの冬は寒い!断熱リノベで改善できるの?」の記事で詳しく書いています)

暖房の使い方が変わる

断熱が効いてくると、

  • 設定温度を上げなくても暖かい
  • 暖房を切った後も寒くなりにくい

といった変化が出てきます。

「ガンガン暖める」暮らしから、
穏やかに保つ暮らしに変わっていきます。

そうなると、光熱費も変わってきます。(※ 実際の体験については
👉「マンション断熱リノベで何が変わる?効果・光熱費・体験談を徹底レビュー」の記事で詳しく書いています)

家の中の温度差が減る

断熱を整えることで、

  • 北側の部屋
  • 廊下
  • トイレ

などの寒さも和らぎ、
家全体の温度差が小さくなります。

これが、暮らしの快適さを大きく左右します。

「断熱=大がかり」は誤解です

すべてを完璧にしなくても効果は出る

断熱というと、

「壁も床も全部壊して、大工事になるのでは?」

と思われがちですが、必ずしもそうではありません。

影響の大きいところから優先的に考えることで、
体感は大きく変わります。

優先順位第一位は窓です。

内窓をつけることは経験者として自信をもっておすすめできます。(※ 実際の体験については
👉「マンション暮らしの冬は寒い!断熱リノベで改善できるの?」の記事で詳しく書いています)

断熱を考えずにリノベすると起きがちな後悔

見た目はきれいになったのに、

  • 冬はやっぱり寒い
  • 暖房費が下がらない

という方は少なくありません。

結露が続くとカビが発生します。

そうするときれいになった部屋も数年経つと元通りです。だからこそ、
間取りやデザインと同じくらい、断熱を考えることが大切だと考えます。

まとめ|マンションの寒さは「我慢」しなくていい

マンションの冬の寒さは、

  • 気のせいでも
  • 体質でも
  • 贅沢でも

ありません。

構造と断熱に、きちんと理由があります。

「寒いけど、仕方ない」と思っていた方こそ、
断熱という視点を一度もってみてください。

このブログでは、
実体験をもとに、マンションの断熱と暮らしについて発信しています。

みなさんがマンションの冬の寒さから解放され、快適な暮らしが実現できるよう心から願っています。

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