
マンションリノベーション、いくらかかるの?

できればフルリノベーションしたいけど、どのくらいかかるのかしら。
マンションリノベーションと一口に言っても、その内容はさまざまです。
- 部分的に壁紙(クロス)を張り替えるだけ?
- 水回りだけ交換する?
- それとも、間取りから見直すフルリノベ?
- 思い切ってスケルトンリノベまでやる?
目指すゴールによって、費用は大きく変わってきます。
この記事では、マンションをフルリノベーションした経験をもつ筆者が、
マンションリノベーションの費用を目的別にざっくり比較していきます。
この記事を通して、
「自分の場合はいくらくらいかかりそうか」
そんな相場感をつかんでもらえたら嬉しいです。
マンションリノベの費用って、結局どれくらい?
マンションリノベと一口に言っても、やり方は本当にさまざま。
部分的な内装の張替えから、間取りを含めた全面改修まで、
目的や予算によって工事内容は大きく変わります。
相場を調べてみても、
「で、結局うちはいくらなの?」
と感じた方も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、全体像をつかむための比較表から見ていきましょう。
結論|まずは「ざっくり比較」で相場感をつかもう
マンションリノベーションは、
いきなり細かく考えなくてOKです。
まずは、比較表で
「どこまでやると、どれくらいかかるのか」を把握しましょう。
相場感がつかめたら、次は自分に合う工務店・リノベ会社探しです。
マンションリノベ 目的別ざっくり比較表(2026年1月時点)
※AI・WEB検索による一般的な相場
※70㎡マンション想定
※部分リノベは工事範囲により差が大きいため
「水回り+内装を一通り行った場合」の目安を記載しています。
種類別まとめ(目的 × 費用)70㎡
| 種類 | 主な目的・特徴 | 費用目安(70㎡) |
|---|---|---|
| 部分リノベ | 内装・設備の一部更新 | 150万〜350万円 |
| フルリノベ | 内装・設備を全面一新 | 700万〜1,200万円 |
| スケルトン | 間取り自由化・配管刷新 | 1,000万〜1,800万円 |
| 断熱スケルトン | 断熱・気密・快適性向上/省エネ・結露対策 |
1,200万〜2,700万円程度 ※仕様次第で3,000万円超 |
相場には、かなり幅があることがわかります。
これは「どこまでやるか(仕様)」によって大きく変わるためです。
ここからは、リノベーションの種類ごとに詳しく見ていきます。
部分リノベーションの費用
部分リノベーションとは、
特定のエリアだけをリノベーションする方法です。
もっとも低コストで、
「今の暮らしの不満をピンポイントで解消したい人」に向いています。
部分リノベーション費用一覧(70㎡目安)
| 工事項目 | 主な目的 | 費用相場 |
|---|---|---|
| 壁紙(クロス)交換(70㎡) |
・汚れ、黄ばみ、経年劣化のリセット ・売却・賃貸前の印象アップ |
量産クロス:20万〜30万円 機能性クロス:25万〜40万円 デザインクロス混在:30万〜50万円 |
| キッチン交換 |
・調理しやすさ、収納力アップ ・老朽化した設備の更新 |
標準:60万〜100万円 食洗機・グレードUP:100万〜150万円 配管移動あり:120万〜200万円 |
| トイレ交換 |
・ニオイ、汚れ対策 ・空間の印象刷新 |
便器交換のみ:10万〜20万円 内装込み:20万〜35万円 タンクレス等:30万〜50万円 |
| バスルーム交換 |
・冬の寒さ、カビ対策 ・快適性・安全性向上 |
標準:70万〜100万円 浴乾付き:90万〜130万円 高断熱・高機能:120万〜160万円 |
| 床の張替え(70㎡) |
・傷、きしみ解消 ・空間イメージ変更 |
フローリング:40万〜70万円 フロアタイル:30万〜60万円 無垢調・高耐久:60万〜100万円 |
選ぶ素材や施工方法によって大きく変わってきますが、大まかな目安になると思います。
費用はどこまでやるか、どこに依頼するかによって変わってくるでしょう。
部分リノベなら、
「くらしのマーケット」などのマッチングサービスも選択肢になります。
筆者も何度か利用しましたが、対応が早く、費用も抑えられました。
フルリノベーション(間取り変更なし)
間取りはそのままに、
内装・設備を一新するのがフルリノベーションです。
広さや仕様にもよりますが、
700万〜1,200万円程度が目安となります。
フルリノベーション費用内訳(70㎡目安)
合計目安(70㎡)約700万〜1,200万円
| 工事項目 | 主な内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 解体・撤去工事 | 既存内装・設備の撤去 | 50万〜100万円 |
| 内装工事(床・壁・天井) | フローリング張替え、クロス全面 | 150万〜250万円 |
| キッチン交換 | システムキッチン、接続工事 | 80万〜150万円 |
| バスルーム交換 | ユニットバス、浴室乾燥機 | 90万〜140万円 |
| トイレ交換 | 便器+内装 | 20万〜40万円 |
| 洗面化粧台交換 | 洗面台+収納+内装 | 25万〜50万円 |
| 建具・収納工事 | 室内ドア、クローゼット | 50万〜100万円 |
| 間取り変更(軽微) | 壁の新設・撤去 | 30万〜80万円 |
| 電気・給排水工事 | コンセント増設、配管調整 | 30万〜70万円 |
| 設計・管理・諸経費 | プラン設計、現場管理 | 70万〜120万円 |
グレード次第で費用は大きく変わりますし、
施工会社のスタイル(設計事務所系/リノベ専門会社/工務店)
によっても金額は変動します。
あくまで目安として参考にしてください。
スケルトンリノベーション(間取り変更あり)
スケルトンリノベーションは、
内装・設備をすべて撤去し、ゼロからつくり直す方法です。
間取りの自由度が高く、
配管更新までできるのが大きなメリット。費用目安は1,000万〜1,800万円。
スケルトンリノベーション費用内訳(70㎡目安)
合計目安(70㎡)約1,000万〜1,800万円
| 工事項目 | 主な内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 解体工事(スケルトン) | 内装・設備・天井床をすべて撤去 | 100万〜180万円 |
| 間取り新設工事 | 間仕切り壁・下地組み | 80万〜150万円 |
| 床組み・天井工事 | 二重床・二重天井 | 120万〜200万円 |
| 内装仕上げ工事 | フローリング・クロス | 150万〜250万円 |
| キッチン新設 | システムキッチン設置 | 80万〜160万円 |
| バスルーム新設 | ユニットバス一式 | 90万〜150万円 |
| トイレ新設 | 便器・内装 | 20万〜40万円 |
| 洗面化粧台新設 | 洗面台・収納 | 25万〜50万円 |
| 給排水管更新 | 専有部配管全面更新 | 80万〜150万円 |
| 電気配線更新 | 分電盤・配線更新 | 50万〜100万円 |
| 建具・収納工事 | 室内ドア・収納造作 | 80万〜150万円 |
| 設計・管理・諸経費 | 設計、現場管理、申請 | 100万〜180万円 |
断熱スケルトンリノベーション(間取り変更あり)
ここからは、筆者が実際に経験したリノベーションです。
断熱・気密性能まで高める
断熱スケルトンリノベーションは、
マンションの快適性を根本から変えてくれます。
上記のスケルトンリノベに加え、2重サッシ化(内窓をつける)、床、壁、天井を断熱処理等することで温熱環境を改善するやり方です。(筆者が経験したリノベ)
断熱スケルトンリノベーション費用内訳(70㎡)
約1,200万〜2,700万円程度
※窓全面交換・最高グレード設備の場合 3,000万円超
| 工事項目 | 主な内容 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 解体工事(スケルトン) | 内装・設備・天井床すべて撤去 | 100万〜180万円 |
| 間取り新設工事 | 間仕切り壁・下地組み | 80万〜150万円 |
| 床組み・天井工事 | 二重床・二重天井 | 120万〜200万円 |
| 断熱工事(床・壁・天井) | 高性能断熱材・施工精度重視 | 150万〜350万円 |
| 気密施工 | 気密処理・隙間対策 | 30万〜80万円 |
| 窓断熱改修 | 内窓・高断熱サッシ | 80万〜300万円 |
| 内装仕上げ工事 | フローリング・クロス | 150万〜250万円 |
| キッチン新設 | 高断熱配慮・換気計画 | 90万〜180万円 |
| バスルーム新設 | 高断熱浴槽・浴乾 | 100万〜180万円 |
| トイレ新設 | 便器・内装 | 20万〜40万円 |
| 洗面化粧台新設 | 造作・収納 | 30万〜70万円 |
| 給排水管更新 | 専有部配管全面更新 | 80万〜150万円 |
| 電気配線更新 | 分電盤・配線更新 | 50万〜100万円 |
| 建具・収納工事 | 高気密対応建具・造作 | 100万〜200万円 |
| 設計・管理・諸経費 | 断熱設計・現場管理 | 120万〜200万円 |
費用を見ると、
「戸建てが買えそう……」
と感じる方も多いと思います。
ですが、この価格帯で建てられる戸建ては、
暑さ・寒さに悩まされるケースも少なくありません。
一方、マンションで断熱リノベを行うと、
信じられないほど快適になります。
暑い、寒いといったストレスを、
ほとんど感じなくなりました。
費用はかかりましたが、
我が家の課題をすべて解決できたため、大変満足しています。
まとめ|リノベ費用は「悩み」から逆算する
正直なところ、
見積もりを取らなければ正確な費用はわかりません。
特に、フルリノベ・スケルトンリノベは、
依頼先や仕様によって費用差が大きくなります。
だからこそ大切なのは、
まず「住まいの悩み」を明確にすること。
- きれいにしたい
- 間取りを変えたい
- 夏の暑さ、冬の寒さをどうにかしたい
その悩みを解決することを目的に、
リノベ会社を選び、予算と内容を相談していきましょう。
リノベーションは十人十色。
あなたの暮らしが、より快適になる選択につながることを願っています。


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